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はっぴぃさんー荒井良二


あの子も、ぼくも素晴らしい。
はっぴぃさんは、心のなかに。

長女が小さかったころ、友人にプレゼントで頂いたこの本。
はっぴぃさん、読んだことありますか?
「のろのろなぼく」でもあり「あわてんぼうなわたし」でもある私。

「私は、なんで当たり前のことができないんだろう…」
と思っていた当時の私を、何度となく励ましてくれた本です。

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はやい あさです。
ぼくは はっぴぃさんに あいにいきます。
でも はっぴぃさんには まだあったことがありません。

はやい あさです。
わたしは はっぴぃさんに あいにいきます。
でも はっぴぃさんには まだあったことがありません。

はっぴぃさんは こまったことやねがいごとをきいてくれるのです。

やまのうえの おおきないしのうえに
はっぴぃさんは ときどきくるのだそうです。

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この本を読むと、自分が子供だった頃の気持ちを思い出します。

子どものころ、この絵本の中にあるように、願いごとや祈る気持ちを叶えてくれる、大いなるものを信じていました。

お母さんに教わった祈りの言葉を唱えると、魔法がかかったように、願いが叶うこともありました。
私の父は持病があって、ときどき発作を起こしました。
父と弟と3人で近くへでかけたときに父の具合が悪くなったときのこと。
小さかった弟の手をつなぎ、父の腕をさすりながら、心の中で祈ると、しばらくして発作がおさまり、いつもの父に戻る。
そんな出来事を、私は、自分の祈りのちからだと、ずっとずっと信じていました。

 

はっぴぃさんに会うために、旅にでたふたりもきっと同じだったのでしょう。
自分ではどうすることもできない困ったことや願いごとを、祈る気持ちは、子どものころのほうが強く純粋な力をもつものかもしれません。

 

みんなそれぞれに違う悩み、違う困ったことを抱えているもの

ここにでてくるふたりも、「のろのろな自分」「あわてんぼうな自分」を変えたくて、はっぴぃさんに会いに行きます。

私ものろのろで、かつ、あわてんぼう。
そうこのふたりの二つの要素を両方もっています。
それはそれは困った悩みですね…
はっぴぃさんもお手上げかもしれませんね。

でも、きっとみんな、何かしら、自分ではどうすることもできないくらい、変えることが難しい個性をもっているのではないでしょうか?

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”のろのろはていねい
あわてんぼうは、なんでもいっしょうけんめいだから”

自分の短所は自分の長所にもつながっている。
のろのろは丁寧なんだ、あわてんぼうは、一生懸命なんだということに気がつくふたり。

本当にその通りだなと思います。

私も昔は、苦手なことがどうしたってうまくできるようにならなくて、よくないことはわかっていても改善できないと、落ち込んだりもしました。

もっとみんなが互いの違いを認め合うことができたら、もっとみんなの力が発揮されて、素敵な世の中になるんじゃないかなって思います。

 

自分の苦手は、自分のいいところや誰かの得意なところにつながっていく

自分の短所は、自分や自分以外の誰かの長所につながっているんだ!と思えるようになってからは、心がとっても楽になりました。

みんなそれぞれに不得意なことはあります。

得意なこともひとそれぞれ。

だからこそ、一人ではなく、いろんな人と手をつなぎ協力していかれるのだと思います。

ひとりでなんでもできてしまったら、つまらないかもしれないね。

 

子どもだけではなく、昔は子どもだった大人たちにも贈りたい
大切なメッセージが込められている一冊です。

ぜひあなたも読んでみてください。

 

「はっぴぃさん」荒井良二作

 

 

 


高橋 由紀

1995年 身体の不調から自身の体質改善のためヨガをはじめ、病を克服。 ヨガ指導歴14年。2児の母。日本におけるベビーヨガの第一人者として活躍。 2008年より現在までに、海外を含む日本全国に1,000人のヨガ指導者を育成してきた。 これまでヨガを指導した生徒の数は、のべ10,000人以上にのぼる。