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大切なご先祖さま


ご先祖さまは何人?

突然ですが、自分のご先祖さまは何人くらいだと思いますか?
子供と一緒に読んだ長谷川義史さんの「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」という楽しい絵本にも、
数えられないくらいおじいちゃんのおじいちゃんが出てきます。
もちろんご先祖さまにはおばあちゃんもいるわけで、じゃあ全部で何人くらいいるのでしょう?
10代さかのぼると1024人、そこからさらに10代さかのぼると1,048,576人!
すごい数のご先祖さまが私たち一人一人にいるのです。
そして、そのひとりでも欠けていれば今の自分はここに存在しないのです!

お墓参り

思い出話を少し。
私は物心ついた頃からお墓やお地蔵さまの前で手を合わせていました。
それを教えてくれたのは祖母や母です。
保育園のお散歩では、お地蔵さまの前を通るたびに立ち止り「まんまんちゃーん、あんっ!」と拝んでいたそうです。
列を止められたお友達や先生は少々困っていたのでは?
今でもお地蔵さまを見かけると手を合わせるます。
ただ、子供の頃のように毎度毎度は止まれないので心の中でそっと手を合わせています。

そして、近所のお寺へお墓参りに行くことは楽しみでもありました。
近道は、とても熱いことで有名な古い銭湯の裏を通ります。
そこはお湯を沸かず機械や蒸気の匂いがして、道はひとり通るのがやっとなくらい細く、
まるで迷路のようで、お寺に着くまでが小さな探検のようでした。

着いたお寺では、春には立派な枝垂桜の下で写真を撮り、夏はたくさんの蝉の声聞き、
毎年8月1日に行われる施餓鬼についていっては美味しいお茶菓子を食べ、
秋は大きな銀杏の葉を集めたり銀杏の臭いに鼻をつまんだりしました。
弾けたザクロの実を見つけると取って食べたりもしました。
少しかわっていますが、時々祖母がつくるお弁当を持ってお墓の前でピクニックもしました。

お寺に着いてまずすることは、井戸から水を汲んでくること。
古い井戸の持ち手を上下に動かせば水が勢いよくでました。この水を使ってお墓を掃除するのです。
掃除が終わるとお花を飾り、線香に火をつけ、手を合わせます。
私にとっては会ったことのない方のお墓、でも祖母が色々話しかけながらお水をかけて拝むので、
祖母にとってはとても大切な人だということは感じていました。

お盆、お正月、お彼岸や法事など、家族とお墓参りをすることでご先祖さま大切にすることを知りました。

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仏前に手を合わせる

祖父が亡くなってから実家にお仏壇が置かれました。
帰った時、自宅に戻る時、必ず子供たちと一緒に手を合わせます。
3歳になる娘が長く手を合わせているので、何を拝んでいるの?と聞くと
「おばあちゃんが早くよくなりますように」と入院した祖母を心配し気遣っていました。
またある時は、娘が食べていたお菓子が1つ2つお供えしてありました。

どんな想いで手を合わせるのか、なぜ手を合わせるのか、特別何かを説明したことはありませんが、
日々の中で子供たちは大切なことをちゃんとわかっているのだと思います。

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いつの頃からか、ご先祖さまはいつも私を見守っていると思うようになりました。
いいことも悪いこともすべてお見通しされているのだと。
感謝をしたり反省をしたり、仏前で手を合わせると自分の心に素直に向き合えるような気がします。


森井 みき

2011年 BYA ベビーヨガセラピーを学び、同じ年二人目を妊娠、翌年出産する。スクスク成長、重くなる娘の抱っこに悩んだことをきっかけに、赤ちゃんのやわらか抱き方講座を受講。抱っことおんぶについて学びを続けている。