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麹甘酒のうふふ


病後や産後の回復期に、ママと赤ちゃん、すべてのに人に みんなにっこり麹甘酒

麹甘酒のうふふ

 

麹甘酒と私と赤ちゃん

麹甘酒を自ら作るようになったのは、産後しばらくしてから。

米麹との出会いは味噌造りから始まり、今では、お味噌、甘酒、塩麹、醤油麹と私の生活に自然と入り込んでいるスタンダードな調味料となりました。なかでも麹甘酒には今でも本当にお世話になっています。

授乳中の私の心身を養い、卒乳付近の母乳が枯れかけているときや離乳食がなかなか進まないときのフォローアップミルク代わりに、おやつに、また便秘予防になど。本当に、さまざまな場面で私と息子ちびた(現在2歳1ヶ月)を助けてくれました。

麹甘酒とちびた

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麹甘酒って?

麹を使ったノンアルコール発酵飲料が麹甘酒です。麹がでんぷんを糖化させるので、砂糖を使っていないのにやさしくて深みのある甘さがあります。酒粕を使った甘酒と違い、アルコールを含まないので、お酒が苦手な人や小さな子どもたちも安心して飲めます。

古くは『日本書紀』に登場する醴酒(こざけ)が甘酒の起源といわれ、古墳時代から飲まれていたという説があります。醴酒は甘みのあるノンアルコールドリンクだったと考えらえられています。甘酒は蒸した米に麹を加え、数時間発酵してできることから、「一夜酒(ひとよざけ)」とも呼ばれていたようです。平安時代に貴族に伝わり、室町時代には庶民に広がっていたようです。江戸時代には街に甘酒売りが出回り、甘酒が飲める茶屋のようなものもあるなど、滋養豊富な夏の栄養ドリンクとして親しまれていました。甘酒は日本でまだ砂糖が生産されていない頃の貴重な甘味料でした。俳句の夏の季語に「甘酒」があるのはその名残。

ブドウ糖やアミノ酸、ビタミン類が豊富な「飲む点滴」ともいわれるのは、すでにご存知の方も多いでしょう。麹由来の食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を整えるので、便秘解消や美肌効果もあります。また、白砂糖のように精製された砂糖よりもゆっくりと消化吸収されるので、血糖値が上がりにくく身体にやさしい甘味料です。

自家製麹甘酒

自家製麹甘酒.jpg

 

甘酒はおっぱいの味?!

ちびたが卒乳したのは1歳3ヶ月の頃。本当は1歳のお誕生日で断乳しようと計画をしていたものの、いざその日を迎えてみると「私が」さみしくて離れがたい・・・。夫は断乳を促すけれど、「もう少し、もう少し」と授乳をしてしまう日々でした。けれども、もともと【気血】が不足しやすい体質の私。もう母乳の生産が底をついていたようで、胸も日々しぼみ、しだいに母乳は枯れていきました。子どもにとっても「食事」というより、ママのおっぱいに「安心」や「心地よさ」を求めていたのでしょう。麹甘酒を水や白湯で薄めたものを与えて不足を補うようになり、自然な流れで卒乳することできました。離乳食もあまり進んでいなかったので、フォローアップミルク代わりにも大活躍です。粉ミルクだとアレルギー反応が出てしまったからです。

そのうち、ちびたは甘酒水が大のお気に入りに!砂糖を使っていないとはいえ、糖質であることには変わらないので10倍以上は薄めて与えていました。色がついている程度。ある時、「こんなにも薄めたもの、本当にそんなにおいしいの?!」と舐めてみてビックリ!なんと、「母乳の味」でした。

また、手足口病をもらってきて口の中や咽喉に湿疹ができたときは、食事をするのも水を飲むのもつらいようで一切拒否していました。しかし、40度以上の熱が何日も続いていたので脱水症状と体力の低下が心配。そんな時は、身体の熱を冷まし潤いを与えるスイカを搾り、その搾り汁で甘酒を割って飲ませていました。まさに「飲む点滴」としての活用法。

スイカを茶巾で搾って

スイカを布巾で搾って.jpg

麹甘酒をスイカで割る

麹甘酒をスイカの搾り汁で割る.jpg

 

産後の【虚(不足)】にも

疲労回復、便秘解消、美肌効果に脂肪の代謝促進。美と健康によいとその効果が話題となり、再び注目を浴びている甘酒ですが、産後にもぜひ積極的に取り入れてほしいものです。

産後は多虚。生命エネルギーである【気】と、栄養であり精神活動を支える物質である【血】を出産によって大量に消耗している状態です。気血の不足によって、心身のバランスは大きくマイナスに傾いています。さらには、身体は大怪我をしたような状態でありながら、休む間もなく慣れない赤ちゃんのお世話と授乳生活に突入。終わりのないフルマラソンのようです。

中医学では、おっぱいは【血】であると考えます。その【血】を絶え間なく消耗し続けているのが授乳です。体力回復はもちろん、質の良い母乳を増やしたり、リラックス効果もある麹甘酒のパワーをどうぞいただいてください。産後のママや赤ちゃんにもおいしくやさしくはたらきかけてくれます。

みんなにおいしくやさしい麹甘酒

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まとめ 日本の伝統的な発酵食品である麹甘酒を生活に取り入れて、より健やかに美しく!


北村 紫穂

1980年生まれ。自律神経失調症を患ったことをきっかけにヨガと薬膳を学び始める。その後、フリーランスとして独立。「身体の声を聴く」をコンセプトに薬膳とヨガを組み合わせたクラスをカフェ・シェアハウス・自宅アトリエなどで主催。週末のケアだけではなく、日常の中で自分をケアしていける人を増やすべく、現在、企業でのオフィスヨガを推進中。産後ウツ・育児経験を踏まえて、食・ベビーヨガ・産前産後マタニティヨガ・赤ちゃんのやわらか抱き方講座も開催している。 ヨガ・中医学は生涯かけて学びたいテーマ。現在9年目。