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大切にしたい暮らしの道具「ほうき」のススメ


大切にしたい暮らしの道具「ほうき」のススメ

毎日のお掃除が心地いい時間になる。世代を繋げるお掃除道具、棕櫚(しゅろ)ほうきの素晴らしさをお伝えします。

「ほうき」のある暮らし、始めました
ほうきを使っている人の掃き姿って美しい。凛とした中にもしなやかさがあって、ただの清掃ではなく、まさに「掃き清める」という言葉がぴったり。
そんな姿に憧れて手に入れたのが、こちらの棕櫚(しゅろ)のほうき。お手入れ次第で20年以上使える、”生きてる”ほうきです。
日本で古くから使われてきた棕櫚ほうきは、現在も職人の手により、昔ながらの手法で一つ一つ丁寧に作られています。このシンプルだけど機能的な棕櫚ほうきは、私が忘れていた「掃く」という楽しさを思い出させてくれた、先人たちの知恵が凝縮された道具の一つなのです。

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自然の力でエコなお掃除
棕櫚ほうきは、棕櫚の木の皮を使って作られています。棕櫚の繊維は柔らかく、耐久・耐水性に富んでおり、畳・カーペット・フローリングを傷めることなく掃くことができます。樹皮の繊維に含まれる油には天然のワックス効果があり、使うほど畳やフローリングがツヤツヤになるそうです。
使い方はとっても簡単。穂先が曲がらないように、ほうきを立てたまま床を撫でるように掃くのがポイント。しばらく使用して毛先がすり減ってきたら玄関やベランダ用に、また減ったら庭で使用する等、繰り返し長く使って育てていくことも楽しみのひとつ。
掃除機の時は、わざわざ先のホースを変えたり、フィルターを掃除したり、持ち運びも面倒で仕方なかったのに、ほうきは手間いらずで長持ち。それに、無音で短時間で掃除できるから、忙しい子育てママやペットを飼っている方なんかにもオススメです。電気を使わない自然素材のお掃除道具は、地球にもお財布にも優しいのです。

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五感を使って楽しむ掃除時間
普段のお掃除をほうきに変えたら、何故だか掃除が楽しくなりました。
床に触れた時の「スーッ、スーッ」という音が心地よく、持ち手の木の温かみ、ほうきがしなって手から伝わる感触。使えば使うほど味が出て「自分だけの道具」になる。
日本の道具には、機械みたいな分厚い取扱説明書はいらない。使う人次第で、その道具に命を吹き込むみたいに役割を与えてあげられる。
ほうきを使うようになったら、「ここはホコリが溜まりやすいな」「どうやったら綺麗に掃けるかな」と考えるようになりました。掃く順番や微妙な力加減。たかが掃除道具だけれど、使う喜びや素朴な味わいは掃除機では感じられないと思います。いつも使う道具だからこそ、どう使いこなすか、考え、楽しむ。その積み重ねが暮らしを豊かにするのではないでしょうか。

皆さんも古き良き日本の道具と共に、心地よい時間を過ごしてみませんか?


堀内 奈未

ヨガインストラクター・Nami ロサンゼルス在住中にヨガ教室「sunya/シューニャ」を設立、現在は愛知を拠点に活動中。 ヨガの魅力を伝えながら、自らも心が豊かになるヨガ的シンプルライフを実践している。