あなたの家が教室になる 暮らしの根っこを育てる授業を行うオンラインスクール

障がい児と抱っこ


障がい児と抱っこ

どんな子供でも愛着形成を

私は障がい児の療育に携わる理学療法士をしています。生まれてすぐに入院を余儀なくされる赤ちゃんの中には酸素を送る管や栄養を注入する管、気管を切開して呼吸器という機会をつけている子供もいます。そんな中でも子供たちにとって大切なことはスキンシップであったりと、元気なお子さんと変わらないことなのです。

障がい児と抱っこ

障がいをもつ多くのお子さんは自分で姿勢を変えることが難しい。筋肉の緊張がとても高いか低いか安定しないことが要因の一つです。そんな中でも抱っこやおんぶをするためには大人の側の姿勢を安定させることが必要になります。また、時間を決めて重なうこと、場面を決めることなどいくつかのポイントがあります。そんなところから訪問リハビリで指導していくと、おじいちゃんやおばあちゃん、ご兄弟まで出てきてみんなで一人の子供を囲み即席の勉強会になることもしばしば。いつもよりいい顔してるね、この子を抱っこしたかったんだけどどうしたらいいか分からなかっただけだったんだね。そんな感想を聞いて、抱っことおんぶの大切さを実感する日々でです。

10

介護ではなく育児であること

障がいがあるお子さんと接していると、育児という側面と介護という側面に出会います。痰がたまりやすく吸引機で吸引する、時間を決めて胃ろうから注入する、姿勢を変えてあげる。それらの生活の中にも育児という要素が隠れています。大人を介護する時とは違い子供自身以外にも目を配らなければいけません。お母さんと子供の関係性についても常に考えていく必要があると感じています。すべてのお母さん達が育児を楽しめるような支援を続けていきたいと思います。


中原 規予

理学療法士 中原規予 杉並区立こども発達センター、中央愛児園など非常勤にて勤務する傍ら、小金井市子ども家庭支援センターなどで子育てに関する講座を開催している