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私たちの中の治癒力はいつもスイッチを待っている。


私たちの中の治癒力はいつもスイッチを待っている。

心と体と魂の連携プレー

「僕、自分で治せるんだよ。」
今日のお客様は5歳のハンサムな男の子。
洗いざらしのブルーのリネンのシャツが、あどけなさの残る白くピンクに透けた頬によく似合う。
お気に入りの電車のセットで遊びながら、サロンでの私とお母さんの会話を知らぬ間に聞いていたらしい。
1ヶ月前に相談会に来た時の彼の主訴は、「おねしょ」だった。
赤ちゃんからオムツが外れた時はスムーズに、(まるで小さな紳士のように)お漏らしはしなかったのに、
最近になって急に布団が重くなる程、おねしょをする。との事だった。
元々やんちゃな方ではなかったが、最近はそれに伴ってなのか家族と離れたがらない。
登園も嫌がっていると言う事だった。

ホメオパシーのコンサルテーション(相談会)では、それまでの既往歴、体質、主訴の基調と言われる、どのようにすると楽か?いやなのか?暑いのは?寒いのは?などの質問表を事前にお渡しし、持ってきて頂く。
対面のコンサルテーションでは、それを見ながら、
さらにどんな食べ物が好きか?過去のショックな出来事、はたまた満月は好きか?調子が悪くなるか?まで、
1時間をかけ多くの質問と会話をする。
一見主訴に関係ないような、訝しげな、、、(あるいは楽しげな)質問もあるため、。
私も初めてうけた時、ホメオパスのこの膨大でランダムすぎるように思える質問に「この人で大丈夫?」(医者でもないし・・)と疑心暗鬼した一人だ。
ホメオパス(ホメオパシーの専門家)はこの会話の中で、今クライアントの困っていることの心と体の関係、遺伝的な傾向との組み合わせ、弱っている臓器との関係、エネルギー量、など、など、など、複数、頭の中で関係性をサーチしている。
5歳のハンサム君の「おねしょ」の成り立ちは、ホメオパスにとっては基本の基本と言えるくらい簡単なものだった。

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自分を振り返る
「おねしょが始まったくらいの時期、なにか変わった事ってありますか?
家庭内の雰囲気や保育園での様子でも、。あ、風邪をひいたとかでもいいです。」

お母さんは少し考え、「あまり、思い浮かばないんですよね。本人は幼稚園を楽しみ始めていたし、
年末年始も今年はレメディで予防して風邪をひきませんでした。とても寒くなったな~。って事くらいかな、、」
おねしょが始まった時期を聞くと、2月の初め大寒である。
寒さからおねしょが始まるという事もあるだろう。でも今は4月半ば、そろそろ窓の外は青々として、今日は汗ばむくらいだ。
質問は続く。
私「夜はぐっすり寝ています?」
お母さん「それが、最近、1人で寝たくないってずっと起きてるし、寝言を言ったりで起きるんです。」
(きたきた。ビンゴ!)
「怖がっています?」
「はい。叫んで起きることもあります。」
了解。だいたい推察が完了してきた。
幼稚園には楽しんで行っていたのに、急に行きたがらなくなった。季節は2月初めである。
私は大体の推察をつけ、お母さんに「帰ったら、Aくんに鬼怖かった?って聞いてみてもらえますか?。」
とお願いした。

Stram.ストロモニウム
と言うレメディは、恐怖に良い、おびえている子に同種のレメディ。
なにか怖い思いをして以来夜尿になったり、夢遊病が始まったりする時につかうレメディだ。
特徴は暗闇を怖がり、独りを嫌がる。夜に痙攣するような感じの症状にもよいです。
基調があっていたので、理由はともかくレメディを選んだ。

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心と体は繋がっている
1ヵ月後、2回目の相談会の予約が入った。
おねしょはどうなったかな?と思っていたら、
レメディを飲み初めたその夜から、おねしょは「ぴったり」なくなったと言う。
(お母さん曰く「本当に、ぴったりその日から!」)
ホメオパシーって面白いと、次は本腰をいれてアレルギーの改善にかかりたい。と来てくれたそう。

あの日、お母さんが、節分の鬼が怖かったか?どうか聞いたら、
本人は頷き。その後、友人のお母さんから、その日A君が真っ青になって泣き逃げていてかわいそうだったよ!。と伝え聞いたそうでした。心理的なショックによるおねしょに比べると、ホメオパシーではアレルギーは構造的に考えるので、時間はかかる。でも本人は納得してくれるだろう。

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私たちの中の治癒力はいつもスイッチを待っている
冒頭の言葉は、お母さんはレメディを薬のように感じてるんだろうな(曰く、この飲んだものでなおった!)と思った私が、「レメディがなおしてるんじゃないんですよー。私たちは自分の中に治るスイッチが元々あって、それを押すのをちょっと手伝ってくれるだけなんですよ。」
という会話に向けて、小さなハンサム君が言った言葉。

「私達の体の中には、百人の名医がいる。」
有名な医学の祖ヒポクラテスの言葉を借りる前に、子供は自ら知っているではないか。
私たちは、自分の中にある治癒力を大人になるにつれ忘れてしまう。
しかし、それは健気にいつでもスイッチを入れられるのを待っている。
その後1年かけてハンサム君は、彼の食物アレルギーも改善させた。
何度か高熱を出したし、しばらく赤ちゃんの時の湿疹が復活して辛い時期をすごしたが、
彼はレメディを嫌がる事はなかったという。
それは、心と体と魂の不思議な連携プレー。これから少しづつ、そんな不思議な事実をご紹介できたら、と思います。

あなたも、じぶんの中に眠っている治癒のスイッチ、
入れてみませんか?


北村 真紀子

2001年より心身の不調からホメオパシー・自然療法を学び始め、 4年間の在学中に出産。こどもの重度の食物アレルギーをホメオパシー自然療法のみで改善。 自身の鬱や体調不良も克服。ご家庭でなるべくお薬を使わずに、自然治癒力を伸ばしたい方、セルフケアをしたい方、の講座やセッションを中心に活動しています。ホメオパス歴10年 コンサルテーション数は3000件以上。