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手作りの想い出と人を想う心


ぬくもりある手づくりは親から子へ、人から人へ繋がる

手作りと聞いて思い出すものは?
手づくりのものと言えば、あなたは何を思い出しますか?
今このコラムを書いている時期がちょうど1月末なのですが、ちょっと甘酸っぱい記憶の手づくりチョコを思い出しますか?
人それぞれだと思いますが、私は家族にまつわる懐かしいものを想像します。
ある友人は、大工だった父親が木で作ってくれたお人形の家や、電話を大切にしていました。
それは今も友人の子が大切にしています。
昔は今よりも物が少なく、ないものは作る時代でした。そして手づくりの物にはどれも想いがたくさん込められていたと思います。
母の手作りの想い出
私が小学生の頃、ある日学校から帰ると自分の部屋ができていました。
数日後、部屋一面が明るく可愛くなっていました。
ベッド、布団カバー、ローテーブルカバー、カーテン…すべてが黄色いチューリップ柄で母の手づくりでした。
サプライズにびっくりし、同時にとても嬉しく興奮したことを覚えています。
今、私も母になり、決して上手ではないけれどベビー用のスタイやニギニギや、色々な物を作りました。
なかなか自分の為には手は動かないものですが、大切な人を想うと心を込めて手づくりしたくなります。
誰かを想って作ることは、いつか誰かから与えられたあたたかい嬉しい経験があるからだと思うのです。
そんな経験と心を周りの人や家族、子供達にも伝えていきたいですね。

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世界でひとつだけのスリング
京都府宇治市にある「NPO法人 子育てを楽しむ会」は、子育てに関する様々な事業、取り組みがされています。
なかでも“楽サロン”では、母親自身がスリングを手づくりできる日があります。
リング、生地はもちろん、なんとアイロンやミシン、手づくりの定規まで…必要な物がすべて揃っているのです。
しかも、ママが最後まで作れるよう、スタッフが手取り足取りとても丁寧に教えてくれます。
リングや生地は用意された中から選びますが、自分で手づくりしたそのスリングは愛がいっぱい詰まった世界にひとつだけのものになります。
そして、そのスリングで抱っこしたぬくもりは、きっと忘れることのない思い出となるのです。
私もサロンで娘(現在3歳)のために作り、今も時々頼まれるのでスリングに入れて抱っこすることがあります。
初めて娘をスリングで抱っこしたあの日のぬくもりと感動を思い出しながら。

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出典先:NPO法人 子育てを楽しむ会 http://www.ujikko.net/ujikosodate/

 

現代は、モノが溢れていて使い捨ても多い時代です。
誰かを想い手作りすることや、モノを大切にする気持ちは親から子へ、人から人へ
優しさと共に心を繋いでいくものだと思います。
新しきものにも目を向けながら、古き良きものを振り返り
大切なものは何か、今必要なことは何かを選択する力を持ちたいですね。


森井 みき

2011年 BYA ベビーヨガセラピーを学び、同じ年二人目を妊娠、翌年出産する。スクスク成長、重くなる娘の抱っこに悩んだことをきっかけに、赤ちゃんのやわらか抱き方講座を受講。抱っことおんぶについて学びを続けている。