コンブチャ(紅茶キノコ)との付き合い方、いろんなアレンジ
コンブチャ(紅茶キノコ)との付き合い方、いろんなアレンジ
酵素や善玉菌をたっぷり含んだ発酵酢を料理にも取り入れよう
コンブチャの姿、飲み方
前回のコラムで「コンブチャとは何ぞや」をお話しましたが、今回は発酵が完了してからのことについて触れたいと思います。酵母株を甘い紅茶に迎え入れた後、夏場は1週間弱、冬場は2週間ほど発酵させる(放っておく)と、表面に白い膜が張ってきます。これが新しいコンブチャの酵母です。酵母をそおっとよけてまずは味を確かめましょう。甘酸っぱくリンゴ酢のような味に微炭酸が感じられれば、ちょうど飲み頃です。そのまま梅酒のように飲んでも良いですし、お好きなフルーツとスムージーにしても飲みやすいです。
発酵が進むとどうなるか
さて、手作りの発酵食品全般に言えることですが、まず「生」である事。これは重要です。今後このことについては別の機会にお話をしたいと思いますが、生=酵素が生きているので、放っておけばおくほど発酵が進んでゆきます。熟成すればするほどコンブチャの酸味が強くなります。発酵が進んだものはものすごく酸っぱくなり、それ単体では飲むことができなくなるほどです。そこで、これを普段のお酢と同じように使ってみることにしましょう。
発酵の段階で色々なアレンジ
発酵の頃合いをみるのも肝心ですが、そこはもう少し、力を抜いて向き合いましょう。飲み頃のコンブチャはそのままを活かし、発酵の進んだお酢になったものはピクルス、ドレッシングなど、お酢を使うレシピの代用として是非使ってみてください。さらに熟成が進んで酸が強くなってくると、デトックス効果が強すぎる可能性が出てきますので、そのまま使用することはお勧めしません。そこでこの液体は重曹と混ぜてシンク周りなどのお掃除としても役立ててみましょう。アイデア次第で活用方法満載ですね。
今回は3度に渡り、コンブチャのいろいろをお話ししました。機会があれば、コンブチャを使ったレシピもご紹介していきたいと思います。