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お母さん力を高めようvol3


ナマステの精神で子育てを

母乳についての話から
前回「お母さん力を高めようvol2」にてお伝えしたとおり、第1子が生まれた後、退院するまで
30分おきに授乳をして、そのたびにノートに記載していた私は、「母乳というのは30分おきに与えるもの
右を上げたら左も上げて2セットずつ与える・・」というようにまるでマニュアル人間かのように真面目に
母乳を与えていました。しかし、第1子で最初はそんなに母乳が出るわけでもなく、赤ちゃんは泣いてばかり
体重も増えず、母乳のことばかり考える毎日を送っていました。

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救ってくれたのは地域の助産師さんの言葉
退院後も一週間おきに産院に通い、体重計測。母乳がどれだけ飲めているかを確認します。今振り返ると
その頃の私は、まるで大人が食事をとるかのように朝昼晩きっちり食べる・・ではないけれど、生後1か月は頻回授乳、2ヶ月になったら2時間おきに・・・と、赤ちゃんのお腹のペースや私の母乳の質や量に関係なく
育児本に書かれている通りに子育てをこなそうとしていました。それはもうまるで狂ったかのように・・・
しかし、私の第1子は泣いてばかりで途方に暮れる毎日を送っていました。
そんな折、私を救ってくれたのは市のサービスで自宅訪問の際にかけてくださった助産師さんの言葉でした。「赤ちゃんが欲しがったらいつでもあげていいんだよ。母乳は粉ミルクと違って腹持ちも良くないし、すぐお腹がすいちゃうんだよ。」その時の私は衝撃でした。真っ暗闇から一筋の光がさしたような言葉でした。
その時やっと「大人だって食べたい時も食べたくないときもある。お腹がすいたら食べたいし、喉が乾いたら水を飲む。赤ちゃんだって同じなんだ・・」ということに気づいたのです。

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ナマステの精神で子育てを
ヨガの精神を表す言葉でクラス開始前後にする挨拶の言葉があります。「ナマステ」
ナマステは「namas=祈る」「te=あなたに」という意味の言葉です。すなわち、「あなたのために祈ります」という言葉。
人と人が見つめあうとき相手の瞳の中に自分が写ります。一人一人の中に神様はいて、自分自身の神に祈るのと同じように相手の中にいる神にも祈ります。自分自身とあなたは同じ存在で同じように大切にしますよということを表す言葉です。
今目の前にいるあなたの赤ちゃんもあなたと同じ唯一無二の存在です。
「ナマステ」の精神で毎日子育てをすることで、赤ちゃんの気もちを想像することができるようになるでしょう。お腹がすいたり、暑かったり寒かったり。好きな感じがするもの、嫌な感じがするものもある。わけもなく悲しいときだってありますよね。赤ちゃんも自分と同じ。想像力を働かせて、ぜひ、赤ちゃんの気もちになってみてください。

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赤ちゃんも自分と同じ1人の人間。唯一無二の存在として尊重し大切にするのは当たり前かもしれません。
でも、「赤ちゃんだって人間だもの。親の思い通りにならなくて当たり前」と思ったら、育児が少し楽になるとも思いませんか?


柳澤 留美

自身の経験から、産後の女性のケアの必要性、赤ちゃん時代からの体作りの重要性を伝えていきたいと思い、2011年よりベビーヨガアソシエイト公認インストラクターとして活動を開始する。 ヨガを通じた健やかな身体作り、母子の良好な関係作りのためのクラスを開催している。主に茨城県つくば市・守谷市にて独身女性から産後ママ、中高年など幅広い年齢層にクラスを提供。子育て支援センターや幼稚園PTAなどの依頼による講座や講演も多数担当している。守谷市にて「もりや子育てネットワークままもり」理事を務め、子育て情報誌発行やイベント企画などボランティア活動にも携わる。二児の母。