あなたの家が教室になる 暮らしの根っこを育てる授業を行うオンラインスクール

「ルピナスさん」(バーバラ・クーニー) によせて


「ルピナスさん」(バーバラ・クーニー) によせて

世界を美しくするなにか、を探して

バーバラ・クーニーの絵本
好きな絵本作家のひとりにバーバラ・クーニーがいます。なんというか凛として潔くて。読むたびに、ああ、やっぱり人生は美しいと思ってしまうような不思議な力がある絵本が多くあります。
クーニーの絵本には「幸福な少女時代編」と「女の一生編」という大きな2つの流れがあるけれど、共通しているのは登場する女性がみな、自由でまっすぐで孤独も抱きしめながら、日々の幸福をたくさん蓄えて人生を楽しんでいるところ、でしょうか。

「私は生きてるさくらんぼ」に登場する小さな女の子はこういいます。
「わたしはいつもわたしでしょう」、「わたしはいつもあたらしくなるのよ」と。
いつでも、ちゃんと「わたし」でいられる、「わたし」って素敵だな、と思います。地に足がついていて。

3-1

 

ルピナスさん
そんなクーニーの絵本の中でも1番好きなのは、ルピナスの花の咲く季節になると、ふと開きたくなる「ルピナスさん」。
主人公のアリスは、いまは「ルピナスさん」とよばれる一人のおばあさん。アリスは少女のころ、
おじいさんから遠い国々の話をしてもらい「大きくなったら私も遠い国に行く。そして、おばあさんになったら海の近くに住む」というのです。そんなアリスにおじいさんは、もうひとつしてほしいことがある、というのです。

3-2

 

世界を美しくするためのなにか
「世の中を、もっと美しくするために、何かしてほしいのだよ」と。
時が流れ、世界中を旅して、海の近くに住むようになったアリスは、おじいさんのこの言葉をふと思い出します。そして、村中に大好きな花、ルピナスの種を植えて、村中の大地をルピナスの花で美しく彩ったのです。
アリスの「ルピナスの花」のように。きっと私たち一人一人に、「世界を美しくするためのなにか」、そのためのはたらきがある、と思うのです。

3-3

 

自分自身の「世界を美しくするためのなにか」を、探して動いてみませんか。まず、一歩でも。


水野 佳

ヨガとくらしのサロン LINGKARANG(リンカラン)主催 水野 佳 自然や季節を感じる暮らしを提案。親子で自然にふれる「森の親子ピクニック」や、味噌や醤油の仕込みWS、お寺でのヨガクラスなどをのんびり開催中。わんぱく2歳児の母。