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赤ちゃんから育む免疫力 Part2


環境の中で育まれる自然治癒力

自分で育んでいく免疫力
前回は、お母さんの母乳や出産と免疫についてお話しました。自然治癒力とは、私たちの生まれながらに備わった「抵抗力」と、自分で獲得、構築していく防御システムの総合的な力を言っています。お母さんの免疫を貰った赤ちゃんはその後、どう過ごすとより大きな自然治癒力を得られるでしょうか。

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微生物と上手に共存する
清潔好きな日本の中で、除菌グッズを避けるのは困難?
CMをみても、世間の雰囲気をみても、菌やウィルスが悪者、、。菌が怖い?安心してください。私たちの体は 菌たちと共存で生き延びて来ました。私たち微生物にまみれ、菌と共存し守られて生きています。1人3キロいると言われる菌が一番多い腸。二番目は皮膚です。人の皮膚には皮膚を守る役目の皮膚常在菌が存在します。除菌グッズを使いすぎるとこの私たちを「守ってくれる」方の常在菌のバランスをも崩してしまいます。
又、ちょっとした風邪に抗生物質を頻繁に使うことも同じです。たしかに抗生物質(菌の増殖を防ぐ薬)はいざという時は頼りになる薬ですが、ウィルスが原因である殆どの普通の風邪に役には立ちません。
それ以上に、腸内細菌の良い菌も全滅させてしまいます。善玉菌のいなくなった腸は、例えれば、城(私たちの体)を守る内勤の兵隊が急に一気にいなくなってしまうようなもの。結果、たいした事のない、力の弱いウィルスや菌に繰り返し負けてしまう。慢性的な炎症、不調、アレルギーに繋がりやすい状態になっていまいます。
長い目でみて免疫力を育てる大事な1歩は、抗菌剤、抗菌グッズを使いすぎないこと。お布団は天日干しにしたり、お母さんが作った発酵食品を食べたり、風邪や不調は自然治癒力を邪魔しないアロマやレメディ、ハーブチンキなどでケアをする事が鍵です。

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はいはい。ずりばい。外遊び。
ピンクですべすべの赤ちゃん。私たちの体で、酸素や栄養を運び、体を作り、また修復するために戦ってくれるのも血液。健康な体には質の良い血液がスムースに循環しています。体温が1度下がると免疫力が○○%低下するなんてよく耳にするように、温かい体は重要です。
血液を力強く循環させるポンプ役は筋肉。全身の熱をうみだす40%は筋肉で生まれ、その70%は下肢の筋肉が担います。一生懸命、はいはいして一生懸命床をなめている赤ちゃんは、全身の筋肉を育てながら、外界の何が敵で何が味方か?文字通り、体を張って吟味しています。はじめて見る世界はいくらはっても興味がつきない世界。好きなだけ、はいはいして、舐めて色んな微生物と出会ってもらいましょう。また太陽を浴び、運動することでカルシウムが産生され丈夫な骨格も育ちます。また、生涯を通じた骨密度を最大にするのも、成長期にしっかり運動して、太陽浴びて、食べて最大骨量を獲得する事がポイントです。

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便利な道具も、簡単に得られる安心も、忙しい子育てのなか魅力的。でも、赤ちゃんは、涎をたらし、べたべたと口に物をいれ、地面にしっかりはいはいしてこの世と折り合いをつけ始めています。それは、赤ちゃんがしっかりと自分の免疫力を鍛えている行為。お掃除、、と考える前に、私たちもそんな目線でもう一度、赤ちゃんと一緒に世界を楽しみたいものです。


北村 真紀子

2001年より心身の不調からホメオパシー・自然療法を学び始め、 4年間の在学中に出産。こどもの重度の食物アレルギーをホメオパシー自然療法のみで改善。 自身の鬱や体調不良も克服。ご家庭でなるべくお薬を使わずに、自然治癒力を伸ばしたい方、セルフケアをしたい方、の講座やセッションを中心に活動しています。ホメオパス歴10年 コンサルテーション数は3000件以上。