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ヨガを暮らすーこころにやさしいヨガ哲学
「自給自足」


暮らしのヨガ哲学、感じたままにお届けします…

自給自足ー南フランスのナショナルパークの暮らし vol.1


 私の昔からの漠然とした将来の夢。それは、自給自足生活をするということ。完全自給生活とまではいかずとも、自然になるべく近い状態で生活することが私の秘めた夢であります。そしてこの思いがフツフツと強くなったきっかけは、過去にした、自給自足、瞑想リトリートにありました。リトリートの地は南フランス、ベジエ地方の、ナショナルパークの中。そこは、ほとんどすべての物資を自給自足。食事はすべてベジタリアンフード、水も泉から汲んでくるという自然と共に生きる、暮らしをしているところでした。入浴は午後はやくに済ませ、髪は陽が出ている間に、天日と風で乾かす、天然ドライヤー。もちろんイオンドライヤーはありません。トイレは雨水を使って流し、無駄な電気は使わず、夜はロウソクに火をともします。ロウソクの火は風によって揺れ、観察していると、生きているかのように、大きさも形も変えていきます。何もかもが新鮮で、新しい発見の毎日でした。それはまるで子供の頃に戻ったかのような純粋な童心と、感覚が清らかになったような状態にも思えました。

南フランス ベジエ

 

自給自足 ー南フランスのナショナルパークの暮らし vol.2


 そして、この生活の中で、気づいたことがありました。それは…『不便』だと感じる気持ちが何度も何度も心に込みあがってきたということです。その気持ちと共に、現代の社会が、いかに便利すぎるのか。便利さを求めすぎるが故に無駄が多いのか。ということを実感しました。今簡単にできていること、必然と繰り返されていること、それはすべて”あたりまえ”ではありません。そして、その便利さは本当に”必要”なのでしょうか…。これからどこまで便利さを追求していき、そのゴールはどこにあるのでしょうか。

 

南フランス ベジエ

自給自足ー南フランスのナショナルパークの暮らし vol.3

アフリカでは水不足のため30秒間に1人の子供が今この瞬間も亡くなっていると聞きました。自分の生活がいかに恵まれているか、そのことに気づくことで、あたりまえ、必然が『感謝、喜び、幸せ』の気持ちに変われば、こころが少しほっこりとした気持ちになりませんか。お水を、泉から運ぶと、本当に重いんです。一滴もこぼさないように、ただ運ぶということにすべての意識を集中した経験は初めてでした。水が『水道から出る』というあたりまえでしかなかったことに、あんなにも価値を感じたことはありませんでした。ベジエでの生活。苦労の中で感謝を知る、辛さの中で喜びを知る、共存した暮らしの中に幸せを見出す、ヨガの陰と陽を表すような貴重な経験でした。
Saved water saves lives. Use only what you need…

ヨガを練習するということは、用語をただ覚えるだけの暗記が大事なのではなく、今まであたりまえだったことに意識の焦点をあて、多くの気づきを体現していくことにあるのではないでしょうか。読むと心がほっこりする。自然と頬が緩んでくる。忙しない暮らしの中で、皆様のこころが癒されるひとときとなりますように。日々の暮らしを通じて、今後もやさしいヨガ哲学を伝えていきたいと思います。

Namaste,

Mika

南フランス ベジエ

 

 


飯塚 美香

カリフォルニア州ロサンゼルス在住 YOGA PADMA代表。 ヨガインストラクター養成をはじめ、癒しのスタイルからアドバンス向けのクラスまで、指導経験は5000時間以上にも及ぶ。一貫性のある繋がった指導は、しっかりとした理論のもと行われる。ヨガの真髄と、奥深さに魅了されて以来、暮らしを明るく灯すヨガの智慧を、人生に活きる経験哲学として伝えている。