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人間の根っこ


親のこころと 子どものこころ

 

私には2人の娘がいます。
二人は私にとって、大切なたからものです。

子どもだったころ、自分がどんなことを思い、どんな景色をみて、どんなふうに時間を過ごしていたか覚えていますか?

私はとっても自由な子どもでした。
自由というととっても聞こえがよいのですが、どちらかというと自由すぎて困っちゃうような子どもでした。

 

学校の帰り道、ぼんやり歩いていたのか、お友達とのおしゃべりに夢中になっていたのか、はじめてもらった通知表を落としてきてしまったり、お人形の髪をざくざく切ってしまったり、カエルを収拾したり、ダンゴムシを拾い集めてはクッキーの缶で育てていたりしました。

そんな少女時代に感じたこと、ふれたものや目にしたものの匂いや感触、今も心に残っています。

自然のなかには、私の自由さをうけいれてくれる大きな懐がありました。

 

野に咲く花々

学校から帰るとき、道端に咲く花を眺めては、綺麗なブーケにして母にプレゼントしたときのことを時々思い出します。

ナズナやぺんぺん草、小さなレンゲの花など、道端に咲く花を拾い集めたものでした。
母は、私のつくった小さなブーケを「まあ!素敵なプレゼントをありがとう」と言って、小さな瓶に入れて食卓に飾ってくれました。
そして、隣町の本屋さんまで言って、私に野に咲く花々の図鑑をプレゼントしてくれたのでした。

 

道草ばっかりしている私を、叱るのではなく、道端に咲いている可憐な花の美しさをみつけることができることを素晴らしいと褒めてくれました。
私の母は、いつもどんな場面でもそうでした。

その子のどこをみつめるかによって、まるで違いますね。

 

子どもにとって、親のちょっとした一言は、一生心に残ることもあります。

また、親にとっても、小さな子どもの言葉に人生を救われることもあるでしょう。

 

親になるということは、愛を学ぶこと

生まれたばかりの我が子を胸に抱いたときの感動とか、とっても悲しい思いをさせてしまったあの日のこと、輝く我が子の表情を遠くから眺めた日のこと。

 

親になるというのは、愛を学ぶことなのでしょう。
私が生きる毎日の原動力は、愛おしい我が子です。
我が子にどれだけの力をもらったことでしょう。

いつまでも好きでいてくれる?

娘が小学校にはいる前くらいに大好きだった絵本です。

寝る前にいつも絵本を読んであげていたけど、あるときから、娘の絵本を読む姿を眺めることが多くなりました。

 

娘が小さかったころは、仕事と家事と、育児の両立、自立して生きていかなくてはというプレッシャー、様々な葛藤を抱えていました。
どうして、あたりまえのことができないんだろうと自分を責めたこともありました。

そんな私の心を、いつもやさしく包んでくれていたのは、小さかった娘でした。
我が子を育てているようで、私のほうが育てられていたのだと思います。

 

子どもは、どんな日のお母さんでも大好きです。
笑っているお母さん、優しいお母さん、疲れ果てていても、おこりんぼうなときも、子どもは、自分のお母さんが世界でいちばん大好きなんです。

子どものころ、あるがままの我が子を受け入れて育ててくれた母のように、この絵本のお母さんのように、私も、我が子にとってそんな親でありたいと思います。

 

人生にはいろんなことが起こります。
泣きたくなることや、辛くて逃げ出したくなることだってあるでしょう。

自分の人生が思うようにすすんで、何も困っていないときは、あたりまえのことに感謝する気持ちがなくなってしまうことがあります。私もそうでした。

人がどんな困難に出会っても、乗り越えられる根源的な生きる力は、小さかった頃、母から注がれた愛情と、そして親になって、我が子から与えられる愛する気持ちなのではないかな?と思います。

「人間の根っこ」「Roots of Life」は幼少期にあります。
そしてお母さんになるとき、もう一度、その根っこや幹を強くしなやかにすることができるのかもしれません。

 

幸せな親子がふえれば、幸せな社会になる。
親と子のつながりが、命のはじまりが、愛する気持ちでいっぱいになることを願って、私は、ベビーヨガを伝えています。

いつまでも、大好きだよの気持ちを大切にしたくて。

 

 

 

 

 


高橋 由紀

1995年 身体の不調から自身の体質改善のためヨガをはじめ、病を克服。 ヨガ指導歴14年。2児の母。日本におけるベビーヨガの第一人者として活躍。 2008年より現在までに、海外を含む日本全国に1,000人のヨガ指導者を育成してきた。 これまでヨガを指導した生徒の数は、のべ10,000人以上にのぼる。