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お手本女性に学ぶ、夫を立てながらも自分を大切にする生き方


セックスレスを修復するコツは、日々のちょっとした努力と夫への尊敬と感謝の念でした

家事も仕事もイキイキこなす素敵なママ
私がセクシュアリティ・カウンセリングをしていると知るとまず、「エッ!そんなお仕事があるんですね!」
と驚かれます。そしてあれこれ突っ込んだ質問をされた後に、ほとんどの方が、「実は・・・」と自らのお悩みを語り出すのです。
みんな同じようなことで悩み、それを誰にも言えずにいるんだな~、私に話せたことで少しスッキリできたのではないかな、と感じています。

そんな中に、私が素敵だなと尊敬している女性、みずきさん(仮名)がいます。
みずきさんは今42才、中学生から幼稚園まで3人のお子さんがいる美人ママです。
アメリカの大学に留学し、帰国後は外資系でバリバリ働いていましたが、結婚と同時にあっさりと退職して主婦業に専念しました。
「私は不器用だから仕事との両立は無理だと思ったの」と笑いますが、料理上手でおうちはいつも綺麗だし、お子さんもみないい子で子育てもしっかりやっている主婦の鑑のような女性です。

最近は少し時間ができたということで、英語の通信教育の添削や、近所の子どもたちを集めてキッズ英会話スクールを開講するなど、本人は「趣味に毛が生えた程度」と謙遜しますがお仕事でもイキイキと活躍の場を広げています。
ワーク・ライフ・バランスの考えが日本でも普及してきていますが、みずきさんは自分と家族を大切にした生き方のお手本のように感じられる女性でした。

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セックスレスに悩んだ時期も・・・
みずきさんと久しぶりに会った時、私はすでに今の仕事をしていました。仕事の内容を語ると、「実は私もセックスレスで悩んだことがあったんですよ。」と告白され驚きました。
私はご主人も知っていますが、さりげなく夫を立てるみずきさんをご主人が優しくリードする、といった雰囲気の理想的なご夫婦に見えていたからです。

みずきさんはこんな話をしてくれました。
上の2人のお子さんは年子で育児が忙しく、いつの間にか夫へのケアが疎かになり、気がついたら産後2年間もレスだったそうです。
もともと相性の良かった2人ですから、育児が落ち着いた頃にはみずきさんもからだの欲求を覚えるようになり夫を誘ったものの、疲れていると断られてしまったとか。
ああ、これが産後レスか!私もそうなってしまったのか・・・と愕然とした彼女は、今ここで諦めたら一生レスになってしまうと不安になり、前向きにできることから始めよう、と決心したそうです。

それはどれも簡単なことばかりでした。
おはよう、おかえり、お疲れ様、おやすみ、といった挨拶を明るく大きな声で言う。
特別なオシャレはできなくても、子どもが寝た後はゆったりとしたロングスカートとバストを強調するピッタリした白のTシャツで清潔感のある女らしさをかもし出す。
いつの間にかパパと呼んでいた夫を夜は「~さん」づけにする。
夫の話を笑顔で聞く。機嫌が悪い時はじゃましない。
さりげないスキンシップを多めにする。
そして何より、家族のために働いてくれている夫を尊敬し感謝する。言葉に出す時も出さない時もあるけれど、いつもありがとうという気持ちを忘れない。

「たったそれだけ?ホントに?」
と私も疑ってしまったのですが、本当にそれだけでご主人との距離が徐々に縮まっていったそうなのです。
そして数か月後の家族旅行で久々の感動的なセックスが実現したのでした。

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日々の努力が実を結ぶ
もちろんそれですべてめでたしめでたし、とはならないことを予見していた賢いみずきさんは、その後も努力は怠らず、健康と美容に気を遣い、セックスが新鮮なものであり続けられるように本やネットでテクニックの研究を密かにし、夫の体に触れる機会を増やすためにマッサージを会得し・・・と、主婦らしくお金と手間がかからない方法でできることは何でもやったとのこと。
時々は大きなケンカをしたりぎくしゃくした時期もあったけれど、定期的なセックスが途切れることはなく今日まで来たそうです。

そばにいる者が幸せになるような天然のほっこり笑顔の彼女がこんな努力家だったとは。いや、地道な努力をしてその成果が出ているという自信があるからこそ、いつも笑顔でいられるのかもしれません。
彼女の成功体験には私も学ぶところがあり、カウンセリングでも成功例として引き合いに出させていただいています。
みずきさんが特別だったのではなく、誰でもきっとこんな風になれる、なってもらいたい、と思っているからなのです。

 

夫婦仲をよくするのは、日々の本当に小さな努力。
それがやがてきっと実を結びます。


潮 英子

離婚をきっかけに、男女のコミュニケーションと心理学に関心を持ちカウンセリングを学び始めました。その後大学院で夫婦関係と性行動の関連について研究をし、コミュニケーションには会話とセックスの両輪が必要であることを確信、セクシュアリティを専門分野としたカウンセリング活動を開始しました。 そして10年にわたり性障害、セックスレス、性嗜癖等、多くの男女の悩み相談に携わり、性が人間のアイデンティティに深く関わっていることを痛感しました。しかし性を専門とするカウンセラーは日本ではまだマイナーな存在です。そこで、これまでの経験をラブライフ・カウンセリングとして体系化して、カウンセラーの育成をすることでこの分野の市場を広げていきたいと思うようになりました。